東日本大震災から２年半が経ちましたが、未だその傷跡は大きく残り、被災された地域ではなお、震災前の普段の生活を取り戻せないでいる現状があります。
　そこで豊鉄グループとしても、震災からの復興にむけて、ささやかでも何か力になればという思いから、被災地に向けてボランティアバスを運行しました。
　このバスは、豊鉄グループの従業員よりボランティア希望者を募り、参加者を全３班に振り分け、９月～１０月に実施しました。
　ボランティアでの作業内容は、瓦礫の撤去や海岸での土のう積みなどが中心で、慣れない作業や環境にとまどうこともありましたが、参加者全員が懸命に取り組みました。



　参加した従業員からは、「被災地の現状を周りにも伝えなければならない」「生きている今を感謝しなければならない」など、意識の変化が感じられる意見がありました。
　また「明日は我が身であり、震災に対する備えが必要である」など、この地域でもいつ起こるかわからない自然災害に対し、防災の意識を高め、公共交通従業員としての使命をあらためて自覚することとなりました。