My Career Step
キャリアステップ
2017年:入社 鉄道部車両区に配属
以降、渥美線の車両整備員として務める
My TOYOTETSU PHILOSOPHY
私のとよ「哲学」
毎日、変わること無く定刻に運行する。そんな当たり前を、下支えする役割に「誇り」をもって業務に取り組んでいます。日々、ベストを尽くすことで、長く皆様に愛される車両を提供。たとえ如何なる事態が起きても、安心してご利用いただけるサービスとなるよう検査、整備を確実に行っていきます。
社員インタビュー
どんなにしっかりメンテナンスしても、もっと良くしたい。
より快適で安全・安心な車両環境を整える。
どんなにしっかりメンテナンスしても、もっと良くしたい。
より快適で安全・安心な車両環境を整える。
以前されていた車関係の仕事から転職され6年ほど経ちましたが、転職の切っ掛けや現在の仕事について教えてください。
転職先を考える上で、自分の将来のビジョンを立てられる会社で働きたいという思いがありました。妻の地元が豊橋で豊橋鉄道にも馴染みがあり、職種としては接客業よりも技術職が好きだったため働いてみたいと思いました。今の職場は私にとって仕事とプライベートを両立しやすい環境です。
また、小学生から社会人までずっと野球をやっており、会社の野球クラブから声を掛けてもらっていたのでそれも一つの切っ掛けだったかなと思います。
鉄道保守車両区には「車両検査班」と「定期検査班」があり、現在私は「定期検査班」に所属しています。定期検査で入場した車両から部品を取り外し「洗浄」「交換部品の取替」を行います。更新部品がある隊は「修繕・改造等」を行っています。
車体も線路も古いものが多く、毎日長時間お客様を乗せて走っているので、どんなに整備しても、次から次へと気になるところは出てきます。だからこそ、日々より良い状態で安全に走行できるよう、かなり強固に整備しています。長い間使われている車両や線路でも、しっかりメンテナンスしていけばまだまだ現役で活躍してくれます。
技術系の職場ということもあり、職人肌の人が多いかなという印象です。先輩後輩含め隔たりも無く話しもしやすく、風通しが良い職場だと感じます。後輩からは相談されることも多く、私自身も分からないことがあれば先輩へ相談したり、なにか問題があった時にはすぐに報告します。
車両も自分もコンスタントに、ベストな状態を継続していく。
日々の積み重ねが仕事の幅を広げ仕事に活かせる。
車両も自分もコンスタントに、ベストな状態を継続していく。
日々の積み重ねが仕事の幅を広げ仕事に活かせる。
定期検査班での主な作業はどんなものですか?また、仕事をしていてやりがいに感じるところはどこですか?
主に電気班で業務しており、電気制動部品の空気を使った機器の整備やコイルを用いて、高圧の電気を流す業務などを4人で回しています。班の仕事が早く終われば他班のヘルプに入り、常に仕事の流れが止まらないように連携がなされています。
改造している時に更新部品がうまくついたり、定期検査でばらしたものを正常に戻せた時は安心し、パンタグラフから電源が供給され電源が入った時にはみんなで喜び合います。
後輩と故障原因を究明し、上手く戻せた時にも良かったなぁと嬉しく思います。これまで仕事で培った経験から、車両の構造はおおよそ理解できるので、調子が悪い部分の目星をつけられるようになりました。復旧は仕事の流れが分かっていないとできません。日々の仕事の積み重ねで、色々なことを理解し、できることが増え、経験を活かしていけるところも面白いと思います。
日々の中で大切にしていることや心がけていることはありますか?
「その日のベストを尽くす」ことです。ただ、昔OBの方に言われて今でも覚えていることがあるのですが、頑張りすぎて初めから全力で行きすぎると限界がきてしまうので、全力ではあるけれど継続できる力でということも頭に置いています。作業している時は集中できているので1日はあっという間です。
普段からの検査・整備を確実に行い
東三河地域の安全・安心な輸送を支える。
普段からの検査・整備を確実に行い
東三河地域の安全・安心な輸送を支える。
記憶に残る出来事等あれば教えてください。
私自身が直接事故やトラブルの場に立ち会うことは少ないですが、記憶に新しいのは2023年6月に起こった豪雨被害です。この日の復旧活動は壮絶なものでした。勤務時間後に夜までずっと待機していたことも初めてで、車庫自体は水につかることはありませんでしたが、水没した車両もあり、無事に戻ってこられるのか心配でした。これまでに渥美線では見たことがありませんが、もしも自走できなかったら他の車両で引っ張る予定でした。
また、車両が車庫に戻ってくる前に梅田川が決壊し、道路も海のようになっていたことも衝撃的でした。この雨の少し前に、丁度車両のゴムを変えていたので車両に水が入ること無く自走でき、車庫まで戻ることができました。普段しっかり整備していたおかげで、復旧までの時間を極力短くできたと思います。
この東三河地域は比較的天候も安定しており、災害の発生も少ない地域です。ですが、今後も地震や天災等で公共交通機関を含めた交通網の麻痺が起こるかもしれません。その時にいち早く地域の皆さまの生活の足としてサービスを再開できるよう、これからも日々の検査・整備をしっかりと行い安全・安心な輸送を支えていきます。