豊橋鉄道100年史 1924-2024
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●豊鉄商事の事業再構築85 ●トヨテツオートサービスの新事業体制1階で定期券発売と不動産営業をしていた豊鉄商事㈱豊橋駅前本社(昭和62年)豊鉄商事㈱東田本社ではレンタカーの営業所も兼ねたトヨテツオートサービス㈱時代の草間本社工場その他事業の再編豊鉄商事㈱は、各事業の収支こそ若干の利益が出ていたが、もろい財務体質や人的な余裕のなさなどから、発展や拡張が困難な状況となっていた。また、豊鉄グループ全体で見ると、一部の事業内容が他社と重複していた。平成11年4月、まず豊鉄商事㈱の不動産部門を豊鉄建設㈱に移管し、これに併せて当社の駐車場運営も委託した。これにより、一部の業務を除いて、豊鉄建設㈱が不動産の営業部門を、当社が管理部門を担当するようになった。平成15年12月31日には豊鉄商事㈱を解散し、各事業はそれぞれの継承先で再構築を進めた。当社では、平成16年1月に組織改正を実施し、広告営業や商品販売などの業務を継承する組織として、事業部に商事課を新設した。また、同年7月から当社が継承したレンタカー事業は、浜松駅前と掛川駅前に営業所を新設して3営業所体制でニッポンレンタカーのフランチャイズ営業を展開したが、採算が取れず平成20年9月30日で、同事業をニッポンレンタカー名鉄㈱に譲渡した。豊鉄自動車整備㈱は平成3年1月、会社創立15周年を機に「活力ある個性を持った親しみやすい会社」をイメージした、トヨテツオートサービス㈱に社名変更した。同社は平成15年9月1日、当社が豊鉄観光バス㈱に賃貸していた植田車庫内駐車場跡に、本社と草間工場を移転した。老朽化した設備を一新して最新設備を整えた上、賃借料を削減できた。当社も遊休地の有効活用となったほか、修理車両の回送費などが削減できた。なお、草間工場の跡地は売却した。平成16年には、豊鉄グループルネッサンス計画に基づ

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