●豊鉄ミデイの設立 ●旅行業3社の統合83営業力を集中強化した豊鉄観光バス営業センター豊川市コミュニティバス豊川国府線旅行会社の統合バスを一括して借り上げ、それをお客様に販売するといった、グループの総合営業力を活用した新しい営業形態である。同日、当社はこの営業活動の中心拠点として、豊橋駅前の旧・㈲豊橋観光旅行会が入っていた建物内に、「豊橋鉄道観光バス営業センター」を設置した。豊鉄ミディバス㈱は、当初は当社が集客した小グループの貸切運行に従事した。その後、平成15年7月に田原市内循環バス「ぐるりんバス」を受託したほか、スクールバスや市が保有するバスの運転士派遣など、行政業務の一翼を担うようになった。しかし、次第に少子高齢化や、豊鉄グループの2007年対策(団塊世代の大量退職)などにより、事業のあり方を見直す必要に迫られた。地域需要に合わせた「地域バス事業の戦略」の構築も必要となっていた。そこで、平成16年10月、豊鉄ミディバス㈱の業務を引き継ぎ、コミュニティバス事業に特化した豊鉄ミデイ㈱を設立したのである。豊鉄ミデイ㈱は、平成18年4月1日に当社より新城管理所管轄の路線バスと、貸切バスの運行・管理業務を受託。運行コストの削減による郡部路線の維持や、地域に合わせた交通インフラの構築を目的とした。当社グループの再建を模索し始めた頃に著しく業績が低迷していたのが、豊川観光自動車㈱系列である。そこで再建にあたっては、同社系列の再編から着手することとなった。まず平成11年1月、同社の子会社であった㈲豊川観光サンツアーズは、業務を同業の豊鉄観光サービス㈱に統
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