●豊鉄観光バスへの統合と新営業体制7 グループ企業の事業再編82 ●再編の背景貸切バス統合後の元・豊橋観光車両(当面は社名だけを変えて運行した)貸切バス事業の再編平成12(2000)年4月に貸切バスの規制緩和が始まると、貸切バス事業に関わる各社は生き残りをかけて、他社より少しでも安い料金でお客様を集めることにしのぎを削るようになった。当社グループの貸切バス事業も、競争に打ち勝つ体制を整え、従業員の職場を確保することが必要となったため、グループ3社で営業していた貸切バス事業を統合し、再構築することとなった。労働組合と協議を重ねた結果、以下のとおり合意が得られた。① 3社に分散した従業員や車両を、できる限り一つに集約して生産性を高める。② 年功序列的な賃金制度や退職金制度を是正し、運行コストを下げる。③ 営業戦力を一本化し、販売力を強化する。平成14年1月1日に、当社と、豊橋観光自動車㈱、豊川観光自動車㈱の3社が保有する大型・中型バスの大部分を、豊橋観光自動車㈱に集約し、社名を豊鉄観光バス㈱に変更した。また、3社が保有していた中型バスの一部と小型バスは、豊川観光自動車㈱に集約し、社名を豊鉄ミディバス㈱に変更した。再編と同時に、豊鉄観光バス㈱と豊鉄ミディバス㈱は貸切バスの運行に専念し、エージェントセールスやお客様の募集・予約業務、配車手配など、貸切バスに関するすべての営業活動は、当社が一括して行うようになった。当社があらかじめ豊鉄観光バス㈱と豊鉄ミディバス㈱の
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