77完成した伊良湖ガーデンホテルと伊良湖海水浴場伊良湖ガーデンホテル開業から 名鉄グループリゾートゾーン形成へ奥三河開発協議会の発足湖岬間で毎日9往復を走らせて話題となった。当時、渥美半島の話題は多く、愛知県民のアンケートでは行ってみたい場所の第1位となって、期待がもてる観光地であった。そこで、当社と名鉄グループの㈱名鉄総合企業は、豊鉄ホテル伊良湖を国内有数の本格的なリゾートホテルにリニューアルすることを計画。平成元年7月、国際リゾートホテル「伊良湖ガーデンホテル」がオープンした。地下1階、地上11階、客室123室、3階にはワンフロアーを使った大浴場、180畳の大宴会場、コンベンションホールなど多彩な機能を備えた。同ホテルは、豊かな観光資源や、隣接する伊良湖シーサイドゴルフ場、名鉄海上観光船、中日本航空(ヘリコプター)などと結びついた、伊良湖地区一大リゾートゾーンの拠点施設となることを目指した。平成元年5月1日には、渥美町和地に文化、健康、憩い、自然の4テーマを融合させた、名鉄の会員制未来型高級リゾート「渥美の花の村」もオープンした。これらの施設の開業により渥美半島への観光客は、ますます増えていくものと思われた。過疎化が進んでいた奥三河でも、第2東名(新東名)やリゾート開発の機運が高まりつつあった。そこで当社は、地元関係市町村、名古屋鉄道㈱と一体となって観光開発に取り組むため、「奥三河開発協議会」の設立を提唱した。「奥三河の美しい自然、貴重な文化遺産など、豊かな観光資源を生かし、地域の活性化に貢献しよう」という設立趣旨のもと、平成元年3月30日に発起人会ならびに設
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