豊橋鉄道100年史 1924-2024
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76洋風庭園を造成して生まれ変わった渥美フラワーセンター(平成3年)伊良湖フラワーパークの世界イベント「イギリスフェア」で運行したロンドンバス伊良湖フラワーパークへ大改装③ 花いっぱい運動の推進④ ゴルフ場新設計画の推進⑤ 花の村開発計画の推進以降はテーマごとに小委員会を設け、実施プラン策定の検討に着手した。とりわけ豊鉄ホテル伊良湖と、渥美フラワーセンターについては当社としても急を要するテーマであったため、直ちに取り掛かることになった。渥美フラワーセンターは、熱帯植物や爬虫類の商品が時代に遅れ、施設陳腐化が進んでいた。そこで三河湾国定公園指定30周年を機に、大温室フラワーパビリオン新設をメインとする園内施設を再整備して、昭和63年3月にリフレッシュオープンした。年間入園者は30万人に一気に増加した。さらに平成3年3月21日、開園30周年にあたり隣接する用地1万㎡の拡張工事を行い、再度リフレッシュオープンした。広くなった園内には、新しい施設を整備した。3,000㎡の西洋式花壇をはじめ、温室を改造した喫茶と売店、イベント広場、バザール広場、花つみ館、グリーンパターなどである。こうして同園は365日花いっぱいの渥美の観光拠点へと新しく生まれ変わった。平成4年3月20日には、名称を「伊良湖フラワーパーク」に変更。集客イベントとしては、毎春恒例となった「花トピアあつみ」にワールドイベントを組み合わせて盛り上げた。その第1弾として平成5年4月「オランダフェア」を開催、チューリップとオランダ風車で演出した欧風花壇は大評判となり、当年度の入園者数は33万人を記録した。また平成7年の「イギリスフェア」では、赤い2階建てロンドンバス(1964年製、乗車人員64名)を運行。会期中の4月8日~5月7日まで、伊良湖フラワーパーク-伊良

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