68都市新バスシステム初導入となった岩田団地線・西口線の運用開始式アイドリングストップ機能を搭載した054号じて本社の基地局に送信。基地局のコンピュータで処理したデータを再びバス停留所に送り返すことで接近表示を行うものである。無線信号は接近表示のほか、専用回線で営業所(豊橋・豊川)に送り、営業所に設置したテレビ画面に各路線の運行状況や、車両の停留所通過時刻などが表示できた。加えて、無線通話が可能となったことによって、営業所から各車両を呼び出して運行の指示をしたり、全車両に一斉に運行情報を連絡することが可能となり、大規模輸送や車両故障、および事故の対応に威力を発揮することが期待された。同システムは平成4年11月2日に、まず岩田団地線と西口線で初導入した。無線搭載の新型バス「シティシャトル」11台の運行や、シェルター(風防・上屋付待合室)の設置、方面別のカラー系統番号の設定などをバス接近案内に合わせて運用開始し、当路線における利用者は前年比で5.5%増加した。平成5年11月1日には細谷線でも導入した。この路線では当社初となる中扉4枚折戸の大型バス運行と、新たな試みとして、音声案内と夜間照明を取り付けた簡易型バス接近表示器を導入した。その後も、平成6年11月に豊川線、平成7年10月に牛川金田線と富岡線、平成8年11月に大崎線と、次々に新バスシステムの導入を進めた。そして、平成9年11月の豊橋市民病院線への導入をもって、豊橋駅前を発着する市内主要路線の新バスシステム化が完了した。なお、豊橋市民病院線への導入と同時に、東三河初となるノンステップバスの運用も開始した。このバスは、地上から乗車床面までの高さが従来のバスより41㎝低い約30㎝で、さらに停車中に車高を乗降側に約7㎝低くできた。また平成10年12月には、同線へ環境にやさしいアイドリングストップ装置付き大型ノンステップバスも追加導入した。これにより同線平日のノンステップバス運用率は82%
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