豊橋鉄道100年史 1924-2024
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67移設開院に伴い設定した豊橋市民病院線の開通式進むバス路線の組み替え都市新バスシステムの導入豊橋駅到達時間を短縮したほか、西部団地内へも巡回した。表浜線とユニチカ線は渥美線と並行することから両路線を統合した。その後も年を経るごとに移り変わる地域の状況に合わせ、路線を見直していった。平成6年10月の田口豊橋直通線系統の分割をはじめ、平成8年5月には豊橋市民病院の移転開院に伴い、卸団地線(新栄経由)を増便する形で豊橋バスターミナル-豊橋市民病院間を増強し、豊橋市民病院線とした。平成11年10月1日、一部区間を渥美線と重複する表浜線は、交通空白地帯となっていた三本木地区を経由する路線に移行した。平成12年10月1日には、渥美病院の移転開院に伴って、伊良湖本線と支線を、三河田原駅から渥美病院まで2㎞(当時)延長した。これにより、渥美病院と三河田原駅間は、30分間隔で1日52本を運行するようになった。また、平成14年10月1日には、JR東海バス浜名線に代わって、二川線(豊橋駅前-二川駅-一里山)の運行を開始した。この路線はJR東海バスからの廃止意向を受けた愛知県や豊橋市、バス協会などが代替運行を協議した結果、当社が豊橋市から運行依頼を受けた。当社は運行経路の統一や、利用者の少ない昼間帯の減便、二川駅起点の近距離割引の実施などによって採算性を高めることなどを検討した結果、運行を決定した。この時代におけるバス部門の画期的な取り組みとして、新バスシステムの導入を挙げることができる。このシステムは、ワンマンテープに記録されたデータを無線信号に変換した後、車両とバス停留所に設置した無線機を通

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