豊橋鉄道100年史 1924-2024
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第4章1 渥美線は1500Vへ60冷房化が進む渥美線600V時代の車両600V時代の改善時代が平成へと移り変わろうとしていた当時、田原町の人口は3万人を超えており、神戸・蔵王山麓の住宅開発や、赤石地区の整備などにより、ますます発展することが見込まれた。国道259号は朝夕のラッシュ時や、夏の海水浴シーズンなどに大渋滞が発生しており、渥美線はダイヤ改正と新駅の開設を実施することとなった。通勤・通学など地元の利用者はもちろん、観光客にも大きな利便を提供し、渥美半島の発展に寄与するためである。平成元(1989)年7月10日、豊島-三河田原間に神戸駅を新設してダイヤを改正した。三河田原までの直通本数を大幅に増やすとともに、日中は全線15分ヘッドで運行するようになった。さらに、平成4年6月1日のダイヤ改正では、15分ヘッドの運行時間帯を拡大し、平日休日旅客運輸の低迷と事業の再編(昭和61年〜平成16年)

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