第3章1 渥美線の近代化42パノラマ型豪華観光バス導入(昭和54年)渥美線1710形2両による急行列車急行運転からパターンダイヤへ渥美線では、新時代に適合した輸送体制を目指すため、昭和40(1965)年10月1日に18本の急行列車を中心とする大規模なダイヤ改正を行った。これにより、急行は新豊橋-三河田原間で最速11分のスピードアップを実現した。また、昭和44年12月には全線で単線自動閉そく化が完了し、安全の確保による運転時分の短縮と車両の合理的運用を実施した。当時の渥美線では、セメント輸送などの貨物列車を運転していたが、昭和58年、国鉄から発表された貨物取扱駅半減による拠点間直行輸送への変更方針に伴い、翌年2月1日、当社は貨物取り扱いを廃止した。この貨物輸送の廃止と芦原駅交換設備の完成によって、旅客列車を定時間隔で運転することが可能となったので運輸合理化と事業多角化の進展(昭和40年〜昭和60年)
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