豊橋鉄道100年史 1924-2024
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6 地域連携の推進113茶臼山高原の芝桜まつり開催に伴い直行バスをPRラッピング車両で運行(平成21年5月)奥三河観光協議会による奥三河PR観光バス「花祭号」出発式(平成22年10月)岡山電気軌道㈱との姉妹提携によって実施した「おでんしゃin岡山」(平成27年3月)奥三河地域共同企画(奥三河再発見)岡山電気軌道との姉妹提携地域に根ざして活動してきた豊鉄グループは、地域の活性化とともに発展していくものと考えていた。そこで、奥三河観光協議会(新城市、設楽町、東栄町、豊根村、当社)と一体となり、奥三河応援キャンペーンに取り組んだ。当地域の観光資源(伝統芸能、自然、文化など)をテーマとしたバスツアーの実施を通じて、多くの人に素朴で美しいこの地域の魅力を感じていただくことが目的である。当社は、当協議会との共同企画「奥三河再発見ツアー」を平成22(2010)年10月から実施し、新幹線と接続する豊橋駅前発着の着地型観光として季節ごとに設定している。同日からは、奥三河の伝統芸能「花祭」のPRに力を入れようと、豊鉄バス㈱の貸切車両を「花祭」仕様に全面ラッピングして、当ツアーなどの旅行運用に投入した。平成26年、創立90周年事業「市電タウンミーティング」における両備グループ代表の基調講演がきっかけとなり、当社と岡山電気軌道㈱は、平成27年3月14日に姉妹提携を締結した。路面電車を運行する会社同士が、お互いの地域の活性化に協力して取り組むことを目的とするもので、それぞれの地域の物産紹介、路面電車を利用した行催事などで随時協力していくこととなったのである。同日に記念事業として「おでんしゃin岡山」と銘打って、岡山電気軌道㈱で「おでんしゃ」が運行された。また当社では、平成27年8月3日に姉妹提携プロジェクト「岡山 備前焼」×「豊橋 美食のオードブル」を開催した。

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