112多層防御による情報セキュリティの強化に努めている情報セキュリティの取り組み内部統制に関する取り組み現代社会において、インターネットなど情報通信技術に対する依存度が高まるにつれ、外部からのサイバー攻撃による情報の盗難やデータの改ざん、コンピュータシステムの破壊といったリスクから情報や機器を守るための情報セキュリティ対策が必要となった。従来、当社グループでは情報セキュリティポリシーに基づき、自社構築したネットワークを利用していたが、令和2年3月に多層のセキュリティ対策を施した名鉄グループ共通のネットワークである「swingnet」に参画し、令和4年6月には、未知の脅威に対して防御し、適切に自動対応するソフトを全業務用パソコンに導入することでセキュリティレベルを向上させた。また、不審な受信メールの添付ファイルを不用意に開いたり、悪意のあるサイトへアクセスしてしまうといった人的リスクに対応するため、令和3年下期から年2回、標的型メール攻撃への対策訓練を実施している。さらに、SNSを利用するにあたり、ソーシャルメディア公式アカウント規則を定めて適切な運用に努めるとともに、E-ラーニングを用いたセキュリティ教育も毎年行っている。このほか当社では、各事業を運営するにあたり、より高い公共性と社会的責任が求められることから、「豊鉄グループ企業倫理基本方針」を定めて個人情報の保護やコンプライアンス遵守に関する研修を実施しているほか、役職員が遵守すべき事項を解説したマニュアルを作成するなど、法令遵守の徹底に努めている。
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