111健康経営優良法人認定は平成29年から毎年継続している健康経営の取り組み豊鉄グループ各社間の安全衛生対策を標準化・共有するとともに、これを促進するため、平成28年4月1日から「豊鉄グループ安全衛生委員会」を開催するようになった。労働災害などの危険から従業員を守る対策や、健康障害の防止対策、健康の保持増進対策などを検討する場である。毎月1回、委員会を開催し、各社の労働安全衛生対策などのPDCAサイクルを確認したり、各社の意見を採り入れながら、さらなる職場改善を目指すようになった。これらの取り組みにより、当社と豊鉄バス㈱は、協会けんぽ愛知支部から「健康宣言優良事業所銀賞」の表彰を受け、平成29年には豊鉄バス㈱が同・金賞に表彰された。さらに平成29年以降、経済産業省および日本健康会議から6年連続で「健康経営優良法人(中小規模法人部門)」に認定された。従業員の健康は、安全・安定輸送に必要不可欠であり、経営の基盤である。また、健康管理と職場環境の整備に取り組み、心身ともに健康で活気ある職場づくりを推進することや、長期的な健康づくりを支援することは重要である。このような考えのもと、当社は人間ドック受診の推奨と補助、インフルエンザ予防接種費用の助成、産業医・保健師による健康指導・教育、運輸職に対する脳MRI検査、心臓CT検査の定期的な実施、などに取り組むようになった。また、豊鉄バス㈱は「健康経営優良法人2021・2022(中小規模法人部門)」の上位法人に与えられるブライト500に2年連続で認定された。全国約8,000法人の中で認定されるのは上位536法人という狭き門であった。また、愛知県内約200社の中から「あいち健康経営アワード(中小規模法人部門)」も受賞した。
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