103ジャンボタクシーで運行する「田原市ぐるりんミニバス八王子線」豊川市コミュニティバス「本宮線のんほい号」蒲郡市三谷地区支線バス(おおしまくるりんバス)出発式変わりゆく運行形態豊鉄グループ公共交通委員会の新設渥美半島一帯の路線バス運行を受け持つこととなった。(渥美営業所の業務委託は平成20年10月31日解除)田原市「ぐるりんバス」を受託運行する豊鉄ミデイ㈱は、平成20年に新たに八王子線の実験運行を受託した。同年8月1日~10月31日まで実施され、サンテパルクたはら-石神間を1日5往復運行した。本格運行に向けた入札は平成21年4月30日に行われ、八王子線は、豊鉄タクシー㈱での運行が決まった。平成27年10月1日には、田原市ぐるりんバスの路線再編が実施され、豊鉄ミデイ㈱は童浦線、野田線、市街地東線・西線を受託。これに対し豊鉄タクシー㈱は、東部六連線、中山線、八王子線の運行を受託した。このようにして、豊鉄タクシー㈱は、グループ内でより重要な役割を果たすようになってきた。同社は、平成18年6月30日に、名鉄グループのタクシー事業再編成により、当社の連結子会社となっていた。そして、平成20年以降、豊鉄タクシー㈱が運行受託したコミュニティバスは拡大傾向にあり、これまでに、豊橋市、田原市、新城市、豊川市、蒲郡市の地域路線を受託契約した。地域の変化にともなって路線の形態も変化したが、当社グループの強みを投入してビジネスチャンスを着実に掴んでいる。豊鉄グループが将来にわたって避けて通れない経営課題が、沿線人口の減少である。この問題には、交通事業ごとではなく、公共交通として地域・まちづくりと連携しながら、方針・施策を進めていく必要がある。過去を振り返ると豊鉄グループ各社が個別に、地域や
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